"元気"だからこそ備えたい親孝行になる老後施設の選び方
首都圏でサ高住を展開している会社で、展開エリアが広く、対応サポートが多い順に紹介します。建築実績が豊富な大手ホームメーカーが手掛けている高齢者住宅なら、耐久性や性能面での心配が少ないです。サ高住はシニア向け賃貸住宅より専門的な設備が必要な施設になるため、高齢者施設の建設実績や展開実績にも注目すべきでしょう。
対象エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
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ココファンは、学研が手掛けるサ高住です。
ココファンでは、全ての物件においてケアスタッフが24時間365日建物内に常駐している上、専門スタッフによる定期的な安否確認や緊急時の対応も行っています。
食事は、和食を中心に管理栄養士監修のもと、栄養バランスのとれた食事を3食提供しています。要望に応じて自由にご利用いただくことも可能。
居室のタイプは一人用・二人用、ワンルームから2LDK、自立型・介護型・キッチン浴室有無などバラエティに富んでいます。
対象エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
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グランドマストは、積和グランドマスト株式会社が運営するサ高住です。積和グループということもあり、住居の快適性を追求しています。
段差をなくしたバリアフリー設計で室内ドアに引き戸を採用するなどの「移動のバリアフリー」と、居室・非居室の温度差に配慮した「温度差のバリアフリー」に努めています。
また、生活支援サービスとしてコンシェルジュサービスを導入。生活サポートやカルチャー・イベントサービスを提供しています。
住まいの隅々まで心配りをしながら、日々の暮らしやすさを高めています。コンパクトな住まいですので掃除がしやすく、炊事や洗濯の動線も短く、家事の負担も軽減されています。
対象エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
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「そんぽの家S」は、SOMPOが運営しているサ高住です。「ワンルームマンションで暮らすように心地よく」というキャッチフレーズを持っています。
そんぽの家Sの建物内には常駐スタッフがいて、24時間の緊急対応や安否確認などを行い、万一の場合にも対応しています。ワンルームマンションのような空間に安全設備が加わっており、浴室の給湯温度制限および緊急呼出装置など備えた仕様となっています。
対象エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
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なごやかレジデンスは、山根メディカルが手掛けているサ高住です。山根メディカルの総合ケアサービスの3つである、通所・宿泊・住宅のうち、住宅を受け持つのがなごやかレジデンスです。
居室は必要な設備が使いやすくレイアウトされていて、プライバシーのある快適な空間を作り出しています。
また、看護師常駐のコールセンター24時間体制や栄養バランスを考えた食事のサービスも行われています。
室内の必要な設備を使いやすくレイアウトして、プライバシーが保てる快適な空間を確保しています。
対象エリア | 東京都・神奈川県・千葉県 |
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オウカスは、野村不動産ウェルネスが展開するサ高住のブランドです。現在は関東を中心に展開しています。
ここでは、「見守りサービス」として24時間常駐しているスタッフによる安否確認と館内巡回が行われています。また地域の医療機関と提携して暮らしを支えるほか、万一の場合に備えて介護事務所を併設。
さらに独自の運動プログラムを開発して、運動をつづけることによって健康の維持・増進を目指します。食事も栄養管理士により健康に配慮したメニューを提供しています。
対象エリア | 東京都・神奈川県・千葉県 |
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ガーデンテラスは、シマダリビングパートナーズが運営するサ高住です。「ガーデンテラス5つの約束」をかかげています。
訪問介護ステーションとデイサービスを併設しており、もしもの時にも安心です。さらに展開エリアが幅広く、近居のニーズに応えることができます。
また「安心のある生活」として、有資格者の介護パートナーによる生活相談、生活全般のサポートを行い、近隣の医療機関との提携も実施。
さらにレクリエーションチームが毎月企画を立てて、さまざまな「楽しみ」を提供しています。
対象エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県 |
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グレイプスは、SOMPOケアが行っているサ高住です。
グレイプスの各物件にはコンシェルジュがいて、生活支援サービスを行っています。具体的には、フロントサービスや安否確認、さらにはアクティビティの企画・開催などの提供です。
また居室は分譲住宅に準拠した性能を持ち合わせており、豊富な居室タイプから選択することが可能。居室の設計も高齢者に配慮されています。
各種イベントやアクティビティは定期的に開催されており、地域の方々をお呼びした大きなものまで様々な楽しみを用意しています。
対象エリア | 東京都・埼玉県・千葉県 |
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ディーフェスタは、在宅介護「やさしい手」が運営しているサ高住です。在宅介護の事業を行っているため、特に介護の対応に手厚いです。
介護サービスでは、「やさしい手24時間巡回型訪問介護サービス」として24時間体制かつ、必要な時に利用可能な短時間の介護が行われています。介護度が高くなっても、身体介護に慣れた介護員がサービスします。
食事は、日本の伝統行事やイベント、旬の食材もふんだんに盛り込まれています。日々の食事から、懐かしさやぬくもり、季節の移ろぎなどを感じていただきたいと考えています。
対象エリア | 神奈川県・埼玉県・千葉県 |
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プラチナ・シニアホームは、株式会社レイクス21のプラチナグループが運営するサ高住です。サ高住の物件は主に福岡と関東圏にあります。
各物件では施設スタッフが24時間365日常駐して、日常的に入居者の健康状態を把握。緊急通報があった場合などの緊急事態には速やかに入居者様の元に駆けつけ、状況によっては救急搬送し医療機関・家族の方へ連絡をします。
食事については「健康な体は良質の食事から!」の理念のもと、職員が栄養・健康に配慮しつつ、心をこめて1日3食分食事の用意をしています。
面会は随時可能で、事前連絡の必要もありません。
対象エリア | 東京都・埼玉県 |
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アイリスガーデンは、ニチイが運営するサ高住です。「安心」「自由」「選択」「交流」のある住まいをコンセプトにしています。
館内にはフロントサービスとして、介護職員初任者研修課程(ヘルパー2級)修了者が9:00~20:00常勤。居住者をサポートします。
また「緊急通報ボタン」や「安否確認センサー」を通じて、緊急通報・安否確認サービスを行っています。
またフロントスタッフがほどよい距離を保ってコミュニケーションを図ります。入居者間で交流を図れる配慮も住まい全体にあります。
対象エリア | 東京都・神奈川県 |
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リリィパワーズレジデンスはパワーズグループが手掛けるサ高住で、ペットと一緒に住むことのできる物件もあります。
家庭料理を中心としたお食事を厨房にてお作りし、食堂にて提供いたします。また生活相談として、日常的な生活の相談にお応えいたします。
緊急対応としては24時間365日、スタッフが常駐。緊急の場合は即時対応します。また生活相談では日常的な生活の相談に対応。さらに家庭料理を提供する物件もあります。
対象エリア | 東京都 |
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Village(ヴィラージュ)リーシュは、旭化成ホームズが手掛けているサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。2021年6月現在、「Village(ヴィラージュ)リーシュ上石神井」という物件があります。
大手ハウスメーカーである旭化成ホームズグループのリーシュライフケア株式会社が運営母体となっており、サービス付き高齢者向け住宅の展開は1物件ですが、シニア向け賃貸住宅に関しては首都圏で約120棟も手掛けるほど高齢者向け住宅の建築実績が豊富です。
village(ヴィラージュ)リーシュでは24時間有人での管理体制を整えており、コンシェルジュや介護スタッフが常駐しています。手厚い介護が必要になっても併設の介護事業所を利用できるため、急な施設の移転を必要とせず安心して長く暮らせます。
Village(ヴィラージュ)リーシュ
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対象エリア | 埼玉県 |
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ハーウィルシニアレジデンスは、ハーウィルが手掛けるサ高住です。ここはサ高住専門で、物件の中にはペットと同居できるというユニークな住宅もあります。
医療サポートとして、近くの医療機関や在宅診療、訪問看護事業所と提携しながら、医療面について対応をしています。
介護サービスでは、ハーウィルシニアレジデンスと提携した介護保険サービス事業者の介護保険サービスが利用可能。もちろんそれ以外の介護保険サービスも自由に選ぶことができます。
安否確認・生活相談サービスについては、常勤スタッフと警備会社が24時間365日対応の緊急時通報サービス、毎日のゴミ収集と安否確認を行っています。またフロントスタッフを通じて、専門家がいろいろな問題の相談に応じます。
近隣ショッピングセンター・スーパー、金融機関・郵便局などの公共施設や病院などへの送迎サービスを定期的に提供しています。
対象エリア | 東京都 |
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ベネッセスタイルケアはベネッセが運営する介護事業で、介護付有料老人ホーム、住宅型老人ホームとともにサ高住の物件も扱っています。
居室は引き戸が採用されるなど、段差のないバリアフリー設計がとられています。玄関やトイレ、浴室には手すりを設置し、転倒などのリスクを防止。いざという時のために緊急連絡ボタンやライフリズムセンサーなども備え付けられています。
クリーニングやタクシー手配など、居室の電球交換、設備のお問い合わせ、地域情報のご提供など生活全般のサポートをコンシェルジュが行います。
対象エリア | 東京都 |
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東急ウェリナは東急ウェルネスが行うシニアレジデンス事業で、サ高住としては東急ウェリナ旗の台という物件があります。
万が一介護が必要になった場合でも、自室で介護サービスを受けることが可能です。館内の介護職員によって手厚く24時間体制でサポートを受けられます。
医療面では年2回の協力医療機関での健康診断の他、看護師に日々の健康相談をしたり、服薬や検診の結果等について医師に相談したりすることも可能。
新聞・郵便・宅配便の受取、タクシー手配のほか、長期不在時の居室管理を行い、入居者の暮らしを守ります。
対象エリア | 東京都 |
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ガーデンフィールズは、株式会社明昭が手がけるサ高住です。もともとは介護付有料老人ホームから事業をスタートし、医療法人社団「苑田会」を母体としているので介護・医療は専門といえるでしょう。
いくつか施設があるのですが、医療のバックアップが充実しているのは共通しています。またスタッフが24時間常駐している施設も多く、緊急時にも安心できます。
食事については、住宅内の厨房にて調理し食事を提供する施設もあり、温かい食事が食べられます。
周辺環境が充実しており、周囲が活気あるエリアになっていくことが予想されるエリアです。
こんにちは。福祉住環境コーディネーターの「よしこう」と申します。このサイトに辿り着く方は、大小関係なく、きっとご両親の老後に不安を抱えている方ではないでしょうか。私も親の重病がきっかけで介護のことを考え始めました。当時は会社員だったため、実技不要の福祉住環境コーディネーターを取得し、現在に至ります。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に居住するということは、介護の入り口に立ったということです。親がサ高住に入居することに決まったら、子供としては「これからは介護が始まる」という意識を持ちましょう。とはいえ、何も気負う必要はありません。サ高住の入居条件は「自分で身の回りの世話ができる」ということですので、基本的にはこれまで通りの生活となります。
サービス付き高齢者向け住宅について詳しく調べている方も、これから調べようと思っている方も、理解が深まる基礎知識について解説します。
福祉住環境コーディネーターとは
住環境整備に必要な福祉・医療・建築などについての幅広い知識を持ち、高齢者や障がい者にとって「安全で安心して暮らせる住まい」を提案するアドバイザーのこと。福祉の視点から適切な住宅改修プランの提示や福祉道具の利用に関するアドバイスを行います。バリアフリー住宅の建設や介護施設のコーディネートに携わることもあり、高齢化社会において注目されている資格の一つです。
※参照元:ユーキャン(https://www.u-can.co.jp/福祉住環境コーディネーター/about/)
サ高住は普通の住居とどこが違うのでしょうか?それは「安否確認」と「生活相談」が必ずついている、という点です。サ高住の介護はこの「安否確認」と「生活相談」がメインとなります。
これはどういうことかというと、「何かあったとき」や「困ったとき」のサポートが得られる、ということです。子供としては、親が高齢になってくると、普段は元気に見えても「万が一倒れたらどうしよう」「生活で困ったことが起こったらと心配」と不安になるもの。子どもにとっての「親に対する不安」に対応するのが、まさにサ高住といえるでしょう。
少し心配な部分が出てきたのでサ高住に入居したものの、まだまだ元気で自立している親としては「介護は受けていても自由がほしい」と感じるかもしれません。親をいきなり老人ホームなどに預けてしまうと、それぞれの施設には規則がありますので、やはり行動面で束縛を受ける可能性があります。サ高住であれば外出も自由にできることが多いので、親も十分に自由に暮らすことができます。
親が自炊する場合には問題になりませんが、そのうち食事を作るのが面倒になってサ高住の提供する食事サービスを受ける場合も出てきます。入居前にはその施設が提供する食事について事前に調べておきましょう。物件によって、施設で毎食作る、業者が作って施設で温める、宅配弁当とサービスは様々です。どういう形態がいいのか親の希望を聞いて物件を探すことが必要です。
また、食事の味付けが親の舌に合わない、という事態も予想されます。できれば試食をしたうえで入居する施設を決めた方がいいです。食事は生活において重要な要素ですので、ここは妥協しないようにしましょう。