"元気"だからこそ備えたい親孝行になる老後施設の選び方
こんにちは。福祉住環境コーディネーターの「よしこう」と申します。このサイトに辿り着く方は、大小関係なく、きっとご両親の老後に不安を抱えている方ではないでしょうか。私も親の重病がきっかけで介護のことを考え始めました。当時は会社員だったため、実技不要の福祉住環境コーディネーターを取得し、現在に至ります。資格を持つものとして、相談者からの質問に答えていきたいと思います。
相談者は70代のお母さまが怪我をしたことを機に、老後施設への入居を勧めることを考えています。怪我がもとで介護状態になることはないようですが、お母さまとしては施設には入りたくないそう。どのような解決策があるでしょうか。
福祉住環境コーディネーターとは
住環境整備に必要な福祉・医療・建築などについての幅広い知識を持ち、高齢者や障がい者にとって「安全で安心して暮らせる住まい」を提案するアドバイザーのこと。福祉の視点から適切な住宅改修プランの提示や福祉道具の利用に関するアドバイスを行います。バリアフリー住宅の建設や介護施設のコーディネートに携わることもあり、高齢化社会において注目されている資格の一つです。
※参照元:ユーキャン(https://www.u-can.co.jp/福祉住環境コーディネーター/about/)
先日、まだ元気だと思っていた70代の母が、自宅の段差に躓いて転倒し怪我をしました。大事には至りませんでしたが、そろそろ本気で老後施設への入居を検討する必要があると思っています。でも、母はまだ施設には入りたそうではありませんし、子どもとしても親を施設に入れるのはちょっと申し訳ないです。同居か、将来的な在宅介護しか方法はないのでしょうか。
親が元気な時には介護について意識しないものです。しかしこのように怪我をしたり、病気で倒れたりすると急に介護について考えだすもの。しかし、この機会をチャンスととらえ、一度母親の今後の住まいについて検討しましょう。
すでに母親と今後のことについて話をしたようで、どうやら母親は今のところ施設に入所することに難色を示しているようです。子供の方も、「親を施設に入れるのはちょっと申し訳ないです」と及び腰な様子。
「同居か、将来的な在宅介護しか方法はないのでしょうか」と言っていますが、「シニア向け賃貸住宅に住む」という第三の方法があります。シニア向け賃貸住宅であれば、一般賃貸住宅に住むのと変わらない感覚で住むことができます。
シニア向け賃貸住宅であれば、一般の賃貸住宅とほとんど同じような生活を送れます。介護施設のような規則などで自由が縛られることはありません。しかもバリアフリーのあるシニア向け賃貸住宅であれば住みやすいでしょう。
また、基本的に介護のレベルまでのサービスはありませんし元気であれば介護は不要です。しかし、もしもの時のために安否確認や見守りサービスがありますし、生活で困った際に相談できるスタッフもいます。シニア向け賃貸住宅を検討しましょう。