"元気"だからこそ備えたい親孝行になる老後施設の選び方

こんにちは。福祉住環境コーディネーターの「よしこう」と申します。このサイトに辿り着く方は、大小関係なく、きっとご両親の老後に不安を抱えている方ではないでしょうか。私も親の重病がきっかけで介護のことを考え始めました。当時は会社員だったため、実技不要の福祉住環境コーディネーターを取得し、現在に至ります。資格を持つものとして、相談者からの質問に答えていきたいと思います。
親の介護について不安を抱える、一人っ子の方から相談をいただきました。相談者はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の利用について考え始めているようですが、費用が高いことがネックになってるようです。
福祉住環境コーディネーターとは
住環境整備に必要な福祉・医療・建築などについての幅広い知識を持ち、高齢者や障がい者にとって「安全で安心して暮らせる住まい」を提案するアドバイザーのこと。福祉の視点から適切な住宅改修プランの提示や福祉道具の利用に関するアドバイスを行います。バリアフリー住宅の建設や介護施設のコーディネートに携わることもあり、高齢化社会において注目されている資格の一つです。
※参照元:ユーキャン(https://www.u-can.co.jp/福祉住環境コーディネーター/about/)
一人っ子なのですが、親の老後を考えたときに将来的な介護は私がやるしかないのかとても不安です。もちろん、親の面倒は見るつもりでいますが、私にも家族がいて仕事があるので、自分一人では到底介護を仕切れそうにありません。サービス付き高齢者向け住宅の中には、要介護になった場合でも面倒を見てくれる施設があるようですが、費用って結構かかりますよね…。
相談者は、親にサ高住への入居を考え始めているようです。要介護になった場合でも面倒を見てくれる施設があることまで調べを進めているようですが、費用がかかりそうなので入居させることをためらっています。
ただし、「親の老後を考えたときに将来的な介護は私がやるしかないのか」と不安を抱えながらも、同居などにより自分で介護の負担をすべて抱えるのではなく、サ高住という介護施設の利用を考えるのは賢い選択です。
しかし、高齢者施設のファーストステップ=サ高住だけではありません。サ高住は介護施設ですが、シニア向け賃貸住宅という介護前に利用できる住宅があります。まだ介護が始まっていないのであれば、シニア向け賃貸住宅も検討しましょう。
一人っ子が自宅で親と同居して介護をするのは、負担がかかって大変なもの。シニア向け賃貸住宅であれば、一人っ子でもたまに様子を見にいくなどで対応できます。しかもバリアフリーのあるシニア向け賃貸住宅であれば住みやすいでしょう。
また、基本的に介護のレベルまでのサービスはありませんし元気であれば介護は不要です。しかし、もしもの時のために安否確認や見守りサービスがありますし、生活で困った際に相談できるスタッフもいます。シニア向け賃貸住宅を検討しましょう。